夜明けのオクターブ

本のある風景を集めて

【積読崩し10】「午前零時のサンドリヨン」

読了日:8/7

午前零時のサンドリヨン午前零時のサンドリヨン
(2009/10/10)
相沢 沙呼

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鮎川賞だし東京創元社だしで、発売当初から読みたかった本。

1冊読んだかんじでは、ちょっと微妙でした。

鮎川賞の選評でも言われてたけれど、文章はとても上手。きれいにまとまっているし、読みやすい。でも、何かもうひとひねり欲しかった。

日常の謎とマジックの組み合わせは面白いけれど、主人公を始め、登場人物の性格だったり行動だったりが、共感できないところが多かったです。

穂信の「小市民」シリーズとかなり似ていると思うのですが、そちらに比べるとかなりあっさりしていた気がします。そちらを先に知っていたからこそ、物足りない感がどうしても強くなる。

2冊目はもっとストーリーが展開していると思うのですが、読むか迷い中です…。

「放課後探偵団」のアンソロはとても良かったのですが。