夜明けのオクターブ

本のある風景を集めて

【積読崩し5】「黒猫の遊歩あるいは美学講義」

読了日:8/1

黒猫の遊歩あるいは美学講義黒猫の遊歩あるいは美学講義
(2011/10/21)
森 晶麿

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発売したときから気になっていたクリスティ賞受賞作。表紙が素敵ですよね。

自由気ままな若き教授「黒猫」と私が謎に出会う、連作短編ミステリ。すごく楽しみにしてたのですが、正直私には合わなかったです…。1作1作が短いのもあるかと思うのですが、なんだか主人公の都合の良いように事が運びすぎているかなぁ、と。あと、好いた惚れたが軽い気もして、人間味が薄いかんじがします。

美学講義は面白かったけど、ちょっと小難しいですね…。ポーはあまり読んでないので、あらすじは書いてくれているものの、取っつきにくかったかな。

読メの感想を見たかんじでは、合う人合わない人が分かれる作品のようですね。

雰囲気とか2人の関係はすごく好みなのですが、うむむ…。私が最近ゆるいのばっかり読んでたからかなぁ、と思わなくもないけれども。ちょっともやもや。