夜明けのオクターブ

本のある風景を集めて

【積読崩し3】「乙女の花束」

読了日:7/25

(P[お]3-1)乙女の花束 (ポプラ文庫ピュアフル)(P[お]3-1)乙女の花束 (ポプラ文庫ピュアフル)
(2012/07/05)
折原 みと

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由緒正しい家柄や血筋の娘たちが集う、全寮制の女学校が舞台のお話。

田舎で育った型破りで快活な主人公と世間知らずな同級生、プライドの高いお嬢様、上級生のお姉さま、と登場人物もストーリーもよくあるかんじ。1章が1ヶ月として1年間が描かれていて、章のタイトルが花の名前で、その花と花言葉がモチーフになっている。

可もなく不可もなくというか、きれいに始まってきれいに終わっているなぁ、と。

ピュアフルだし、単行本はおそらく児童向けだったからこんなものかなーと思いつつ、著者に期待しつつ読んだのでちょっと残念だった。三人称で登場人物にもあまり感情移入できないし。でも、風子と凪子って名前は可愛いなぁと思いながら読んでました。

古くから続く伝統ある女子高!って設定は好きなのだけれど、その場合、カトリック系なのがほとんどなのに、このお話では全く出てこないのは意図的なのかしら…?意図的だよね?と思いつつ、ちょっと気になる…。でも、そういうのに限ってあとがきがない…!

この本を読んでる時についったーで呟いたら、「折原みとの古い漫画ならいっぱいあるよ!」と友達からリプをもらい、それはそれで気になっています(笑)古い少女漫画とか少女小説は突然読みたくなる…。

最近、倉本由布さんが年1くらいで新刊を出してくれるので、いつかないつかなーとそわそわして待ってます。氷室冴子さんのもいつか全部集めたい…!