『草子ブックガイド』

草子ブックガイド（1） (モーニングKC) (2011/09/23) 玉川 重機 商品詳細を見る

とある古書店で、本を万引きして返すを繰り返す女子中学生の草子。しかし、帰ってきた本には彼女の心のこもった「ブックガイド」がはさまれていた…。

続きから感想です。

　よくあるブックガイドのような漫画かと思ったのですが、古本について、そして図書館や司書教諭についても分かりやすく触れられていて、とても面白く読めました。画風が少し独特なので、慣れるまで時間がかかる方もいるかもしれませんが…。

　ちなみに、この漫画で紹介されている本は、「新訳ロビンソン漂流記」、「一千一秒物語」、「ティファニーで朝食を」、「山月記」、「山家集」。古くからの名作を優しく丁寧に紹介してくれています。

　実は、私は名作と呼ばれるものをあまり読んでこなかったので、なおさら読んでみようと思わされました。今よりももっともっと時間があった頃に、こういう素敵なお話をたくさん読んで、それを自分の中で消化していればよかったなぁと少し後悔します。後悔しても時間は戻ってこないし、こうしている間にもたくさんの本が出版されているので、どんどん読むのみですが。

あぁ、もっともっと時間が欲しい。ついでに本を保管する場所も！(笑）