夜明けのオクターブ

本のある風景を集めて

おおいた一箱古本市

昨日、11月9日に大分市で行われた「おおいた一箱古本市」に参加してきました。

あいにく降ったり止んだりの雨模様でしたが、それほど寒くなかったので良かったです。

2011、2012年に別府で開催された一箱古本市に参加したことがあり、そこでお知り合いになった明林堂の方にお誘いいただきました。

別府には毎年のように行っていたのですが、大分市内は久しぶり…?もしかしたら初めてかもしれません。

駅の周りは工事中でしたが、商店街のアーケードも新しくなっており、県立美術館も来年開館予定とのこと。

色々なイベントもたくさん開催されているようで、機会があれば是非また来ようと思います。


まずは一箱古本市

本来はアーケード外の並木通りで開催予定でしたが、雨のためアーケード街の中で開催でした。

全部で15件ほどの出店でしたが、文庫本1冊50円のお店や山の本、絵本などなど、きれいにジャンルが分かれていました。

「本の闇鍋」さんとは別府でもご一緒だったので、着いて早々にお久しぶりです、とご挨拶(笑)

当日は車イスマラソンが開催していたため、お昼までは人通りがまばらでしたが、午後は晴れ間も見え、たくさんの人が訪れてくれました。私は文庫本中心で安価にしていたので、最終的に40冊ほど、往復の交通費分くらいは売れました。

1番最初に森ガールの本を買ってくれた商店街のお店のおばさま、森谷明子さんの源氏物語の本が好きなんですと「七姫幻想」を買ってくださったおばさま、そして本倶楽部大分の書店員の皆様もほとんど全員、何かしら買ってくださったような気がします(笑)

今回は屋号を「夜明けのオクターブ」として、図書館・書店関連の本とそれ以外の箱にしました。

結局誰にも言わなかったけれど、屋号は私の大好きな真綾の歌のタイトルから取りました。図書館が出てくる歌なのです!

そして、クラフト紙に印刷してスリップを作ったのと、キハラで買った図書館の貸出カードを持っていきました。本当は貸出カードに図書館小説を書いてブックリストのようにしようと思っていたのですが時間が足りず、結局書いているのと書いていないのとどちらも配りました。皆さん、懐かしいと言っていただいたので良かったです^^

別府の2回に続き、2年ぶり3回目の一箱古本市でしたが、今回はあまり人見知りせずに話せた気がします。

ブックオカ一箱古本市には毎回買う側として参加していますが、大分や別府は福岡と比べるとゆったりした雰囲気に感じます。ブックオカは開始1時間で一気に人が押し寄せるので、あっという間に本がなくなりますし(笑)

今回は1回目なのと色々イベントがかぶっていたこともあり、出店数はあまり多くありませんでしたが、これから定着するともっと大きくなるのかなと思います。カモシカ書店さんが出きたり、BunDokuの読書会もたくさん人が集まっているようなので、読書や本のイベントが根付く下地は十分ですね。

一箱古本市、そしてミシマ社さんのトークショーに参加して、本と関わるということについて、改めて考えています。

書店員、図書館司書として働いてきましたが、本だけでなく、地方と街と、そして人とどう関わるのか、つながるのか。

仕事として関わることもできるし、全く関係ない職業に就いてもそれ以外の部分で関わることもできる。私がしたいこと、できることもまだ分かりませんが、やはりネットでなくリアルでつながりたいなと思います。

と、色々思うこともありますが、夕方からのカモシカ書店さんでのミシマ社さんのトークショーもとても楽しかったので、そちらもまた後日アップしようと思います。

Library Lovers'もとうとう今週が最終週なので、明日からまたばりばり働こうと思います!