夜明けのオクターブ

本のある風景を集めて

図書館の展示

年間の研修予定を確認したら、いつのまにかプレゼン発表をすることになっていました!聞いてない!(笑)

テーマは図書館の展示について。展示と言っても、立派な企画展示のような所蔵品公開などではなく、あくまで書棚や入口横の一角にするテーマ展示です。基本的には授業や研究のための専門書ではなく、小説や啓蒙書、実用書などを特集しています。

私は書店でアルバイトをしていたので、図書館に勤め始めてからも勝手にPOPを作って飾っており、それらについてまとめることになりました。書店の時は、これを売りたい!という思いで描いてましたが、図書館は基本的に同じ本は1冊しか所蔵がなく、借りられるとしばらく戻ってこない。また、蔵書に限りもあります。

似ているようで似ていない図書館と書店。POPの効果や展示について、改めて考えて見る良い機会になりそうです。

プレゼンの予定は年末なので、それまで資料を集めたり、実際に展示をして試してみたり、やることがたくさんです。理系の大学図書館なので男子が多く、それもまた難しい…。(可愛く飾ればいいというものでもなく…。)

書店のPOP効果についてや、図書館の展示についてなど、なにかおすすめの資料やサイト、また経験などございましたら是非教えてくださいませ。

続きから、ざっくりメモ。


今のところ考えていること(発展途上です。個人的メモの意味も含めてざっくりと)

*要確認

 ・利用者の興味、ニーズ

 ・蔵書の把握

 ・人の流れ、経路、目を引く場所

*文献(出版年順)

大仲聡子「学生視点に立った展示と学生の参画手法」館灯,50,42-47,2012

古野朋子「図書館展示の課題:国立国会図書館の企画展示アンケートの結果から」カレントアウェアネス,No.310,6-11,2011

服部比呂美「図書館での効果的な展示-その理論と実際-」ぷらたなす,59,1-36,2010

篠塚富士男「大学図書館における展示会活動-図書館展示の分析および筑波大学附属図書館の事例報告-大学図書館研究,80,43-53,2007

福嶋聡本と人の出会いの場:書店と図書館」情報の科学と技術,57(4),192-197,2007

米澤誠「広報としての図書館展示の意義と効果的な実践方法(<特集>図書館の発信情報は効果的に伝わっているか?)」情報の科学と技術,55(7),305-309,2005

松田千春「情報探索におけるブラウジング行動 : 図書館と書店における行動観察を基にして」Library and information science,49,1-31,2003

*今までに行った展示・特集(参考までに)

本屋大賞(歴代の候補作を展示)

・iPS細胞(ノーベル化学賞受賞に合わせて)

・九州出身・在住の作家特集(LibraryLovers)

・猫

・新入生応援(料理本、レポート・卒論の書き方、大学生になったら~、大学生が主人公の小説など)

村上春樹(「色彩を~」発売に合わせて)

文献は既読のフリーアクセスのもののみ載せています。バックナンバーを見に行かなければ…。

その他、読書空間やゾーニング、メディアとの関係についてなど、調べたいことは尽きませんね。手を広げ過ぎると収拾がつかなりそうです。卒論を書いたときにも図書館関連は調べたのですが、まだまだ読まなければいけないものがたくさん。

時間はあるので地道に頑張ります。